さて、食品関係でよく云われていることですが、細菌が増える条件は
(1) 適当な栄養素
(2) 適当な温度
(3) 適当な水分
表のように虫歯菌・歯周病菌は食中毒菌よりは増えるスピードは遅いようです。しかし、口腔環境を考えるとスタート時の細菌の数が1個というのはあり得ないのでもう少し短い時間で百万個になると思います。実際に調べてみましょう。
上の表から虫歯菌が4096個存在しているところからスタートした場合に百万個になるのは12時間しかかかりません。
ですので、1日2回は磨く必然性はあるようです。朝は起床時又は食後に、晩は寝る前に歯磨をする良さそうです。
仕事が終わった頃には朝の歯みがきから12時間程度経過しているので、デートがある方は、歯磨をもう一回追加しても良いでしょう。
参考:
単細胞生物の場合,「吸光度(absorbance)は細胞数に比例する」法則があり、文献を調べて虫歯菌と歯周病菌の増え方のグラクを探し、算出してみました。しかし、あくまでも概数にしかなりませんのであしからず。
算出の方法は、例えば、対数的に10万個から20万個に増えたときの時間をグラフから割り出します。それが分裂速度になります。