平成29年6月2日に厚生労働省から平成28年歯科疾患実態調査の結果の発表がありました。それによると、8020の達成者が2人に1人以上で過去最高になったそうです。
 今年の年始には、日本老年学会・日本老年医学会(http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/)からの「高齢者の定義と区分に関する」提言によると、今の高齢者は若返っていて、10~20年前に比べて元気な人が多くなって、20本以上の歯を残して長生きをしておられる方が多いと云うことは、歯みがき人口が増えているのではないか?
 と云うことで、今回は、厚生労働省「人口動態調査」と「平成28年歯科疾患実態調査」を読み解いて、40歳以上の「20本以上の歯を有する者の人数」を推計してみました。
下表の推計値によると、平成17年以降は毎年約100万人づつ歯みがき人口が増えているようです。(但し、40歳以上)
 

20本以上歯を有する者の人数

 

歯磨類全体の出荷実績が毎年増えているのも、歯みがき人口が増えているのがその要因のひとつかもしれませんね。
 

歯磨き類全体の出荷実績

 

参考:
・日本歯磨工業会 http://www.hamigaki.gr.jp/hamigaki1/toukei01.html
 

・厚生労働省
 平成28年歯科疾患実態調査 http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.html
 人口動態調査 http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html