気がついたら年末ですね。時が過ぎるのが年々早くなっているような気がします。
特に社会人になった今年、時間の流れる早さに驚いております。
今回は、社会人の多くの方が気にされている『口臭』についての豆知識をお届けします。
ある口臭に関するアンケート調査で女性の約70%が「自分の口臭が気になる」と回答したそうです。
また約90%が口内ケアに興味があり、口内ケアに対する関心が高まっていることがわかります。
口臭は揮発性硫黄化合物(VSC)が発する悪臭物質です。
歯周病菌などが分泌するタンパク質分解酵素で口腔内のタンパク質が分解され
硫化水素やメルカプタン、ジメチルサルファイドなどのVSCとなり悪臭を発します。
口臭は大きく分けて3種類に分類されます。
① 真性口臭症
明らかに口臭が認められる口臭の症状です。この真性口臭症は二つの種類に分けられます。
生理的口臭症は原因がはっきりとせず、起床時や空腹時、疲労や緊張時に発生し日内変動があります。
歯周病やむし歯が大部分の原因である病的口臭症は、治療をして病気自体を治せば口臭も治ります。
② 仮性口臭症
自分では口臭を感じるが、実際は限度を超える口臭が認められない症状です。
検査結果などのカウンセリングによって改善が期待できます。
③ 口臭恐怖症
口臭は認められず、真性口臭症や仮性口臭症の治療では改善できない症状です。
(心身症、神経症などの患者に多い。)
つまり…
口臭は3種類あり、それぞれ予防法や治療法は異なるということです!
口臭症の診断結果では実際に口臭がある患者は60%で、
その口臭発生源の80%以上が歯科で治療できる口腔局所に限られているそうです。
また、口臭原因菌の大部分が歯周病の原因菌であることが確認されています。
ということは、
1、 歯磨きをしっかりと行う
(前回のブログ→ あなたのハミガキ法は「○○法」?https://www.smoca.jp/blog/?p=609)
2、歯磨き以外にもマウスウォッシュやフロス、舌ブラシを使用する
3、定期的に歯科で歯石除去や診察を受ける
この3つを行うことが大切であり、口臭予防に役立ちます。
ぜひこちらを参考にして、爽やかな息で社会生活を送りましょう(^^)/♪
参考文献:歯科関連疾患の予防マニュアル(発行 株式会社 法研)
参考ホームページ:口臭・悩み解決ステーション http://koushu.sunstep2.info/