歯磨剤を使用して1週間ブラッシングした場合は、使用しない場合に比べて、ブラッシング前の細菌数が減少する傾向がみられています。更にブラッシングした直後の細菌数は、歯磨剤を使用したほうが、しない場合に比べて減少していることがわかります。
実験【三畑光代ほか:発泡剤配合の有無および歯磨剤使用の有無が歯垢の付着と唾液中細菌数に及ぼす影響ついて. 口腔衛生会誌 48 : 588, 1998.】
一般人38名を対象にして歯磨剤(発泡剤配合)を使用して1週間ブラッシングさせた場合と、歯磨剤を使用しないで1週間ブラッシングさせた場合の唾液中の細菌数を比較した。口腔診査日の朝はブラッシングを中止させ、診査室にて、ブラッシング前後に生理食塩水で強めに洗口させ、吐き出した液を適宜希釈して培養した。その後発育してきたコロニー数から吐出液1ml中のコロニー形成単位(CFU)を求め、これを唾液中細菌数とした。 Armenian to English